top of page

Model5について

  • dvas9900
  • 1月24日
  • 読了時間: 4分

2/7に開催されるフジヤエービック主催の冬のヘッドフォン祭mini2026にて、新製品であるModel5の試作機を展示いたします。


昨年の秋のヘッドフォン祭にてオールインワンのモックアップモデルを展示いたしましたが、その内容とは少々異なる形でリリースを考えていました。

モックアップモデルはModel2Bと同サイズのシャーシに音量調整機能とゲイン切替機能を盛り込んだイメージでしたが、Model5はデスクトップでの使用も考慮し、可能な限りサイズを抑えた設計になっています。


モックアップモデルの最大の特徴は5面削り出しの贅沢なシャーシです。しかし、実際のところ、Model2Bと同じサイズで削り出しシャーシを製造するにはコスト、納期、そして歩留まり等の観点で、容易にクリアできないハードルがありました。

作ることは不可能ではありませんが、課題をクリアするには端的に言ってコストがかかりすぎ、それらはすべて販売価格に反映されます。工業製品である以上、売り上げが立たなければリリースする意味はありません。試算を繰り返してシミュレーションしてみましたが、当初想定していた販売価格では到底リリースできない状況となりました。


そこで、発想を変えました。


Model2Bの特徴は何といっても強力な電源回路です。わずか3.5W+3.5Wのアンプであるにも関わらず、4基のトロイダルトランス(容量合計260VA)と全段個別の定電圧回路を有するという、ちょっと頭の悪い設計です。普通に考えれば電圧増幅段に搭載している50VAのトランス一基でも十分に余裕のある動作が可能なんです。

そこで、Model5の立ち位置をModel2Bに音量調整機能を搭載した一体型ヘッドホンアンプではなく、Model2B+Model3のエッセンスを出来るだけ取り込み、より多くの皆様にお届けできる価格レンジで実現する、そういうスタンスに修正しました。


譲れない想いは三つありました。

1)アンプ回路はModel2Bと同一の回路であること

2)Model3のアッテネータを使うこと

3)アルミブロック削り出しシャーシの採用


アンプ回路についてはModel2Bの回路に一抹の不安もありませんので、それをそのまま使います。


音量調整機能はModel3と同じシャント型ステップアッテネータによる47ステップ方式です。Model3と同規模のサイズで47ステップを実現できるのはModel3と同じELMA製のロータリスイッチしかありません。コストを優先すれば、こんなパーツを採用することはできないのですが、DVASの目指す「優れた音質と所有する満足感」を皆様にお届けするには、このアッテネータ以外の選択肢はありませんでした。もちろんロータリ―スイッチだけではなくPRP社製の特注抵抗もModel3同様です。


Model3はバランス調整も可能なように左右独立のアッテネータとしましたが、Model5ではデュアルタイプのロータリースイッチに変更し、音量調整は一個のノブで可能な設計としています。そのためバランス調整ができません。


ダウンサイジングをするためには、取捨選択が非常に重要です。バランス調整は必要なのか?あらためて検証してみました。その結果、私自身の運用としてバランス調整を使うケースはアナログソースに限定されるという結論に達しました。デジタルソースでは機器都合により左右の音量バランスがずれることは無いという現実に気づくわけです。実際、ボリューム付きのDAC等でバランス調整ノブが付いている製品は私の知る限り皆無です。


デジタルソースを中心に楽しむのであれば、バランス調整は必ずしも必要ではない。


そう思い込むことに決めて、Model5からはバランス調整を取り除き、音量調整の操作性を最重視しました。


アルミブロック削り出しシャーシの採用にあたってはできるだけ小型のシャーシにすることが肝要です。大きさに比例してコストはもちろん、製造の難易度も格段にあがるのです。そこで、全体の大きさのイメージはModel3のアンプ部と同じくらいのサイズを目指しました。もちろん、電源を内蔵した一体型です。

そうなるとModel2Bと同等の電源回路の搭載は不可能となりますので、ここをどれだけダウンサイジングできるか?そこが開発の最も重要なチャレンジポイントでした。アンプ回路は手前味噌ながら改善の余地なし!くらいに思っていますのでModel2Bの回路をそのまま踏襲します。そのアンプに対して電源をミニマム化するわけです。Model2Bを使って電源のダウンサイジングをヒアリングしながら詰めていきます。

先述したとおり、50VAのトランス一基で十分以上の容量はあるのですが、最終的に電力増幅段、電圧増幅段、そして制御回路毎に独立したトランスを搭載する最小限のマルチトランス方式に決定しました。写真は組み立て途中の状態のものですが、ダウンサイジングしたとはいえ、シャーシ内の半分以上が電源回路になっています。


機能についても仕様決定には多くの時間を割きました。


少し長くなりますので、この話はまた別に機会に。。。









連絡先:

​住所:埼玉県深谷市東方町4-15-20

TEL: 080-7420-6494

Email: info@deepvalley-audio.com

© 2022 DVAS合同会社 Wix.com を使って作成されました

​お問い合わせ:

メッセージが送信されました。

bottom of page