リファレンスイヤホン導入
- dvas9900
- 4月8日
- 読了時間: 3分
Model5の開発にあたり、信頼できるイヤホンが必要と思うようになりました。
愛用しているシュアSE535LTDやWindも優れた製品ですが、アンプ開発の指針となるようなリファレンスモデルが必要だと感じたわけです。
ヘッドホンに関しては、相応の機種を完備しておりアンプ開発に不足はないと思っていますが、イヤホンまで範囲を広げると、やはり手持ちのラインナップでは少々心元ない。。。
どんなモデルがふさわしいか?いろいろな切り口があると思います。端的に言えば、ノイズレベルの確認とゲインの最適化を考慮すれば超高能率のモデルがふさわしく、一方で、低負荷駆動力を検証するためには低インピーダンスモデルがふさわしい。
いろいろと考えましたが、ドライバーを自社生産していることに重点をおきました。
既存のドライバーをアッセンブルして優れた製品にまとめることも、高度な技術とセンスが必要ですが、やはりドライバーから生産できる技術力を有するというのは立ち位置が違うと思うわけです。
まあ、いろいろとこじつけは出来るのですが、実は選定は迷うことなく一択でした。
final A10000

それが私が選んだリファレンスイヤホンです。
実はこのモデル、一度も音を聴いたことがありません。にも拘わらず導入するとはどういうことなのか?それは全イヤホン中、唯一のピュアダイヤモンド振動板ドライバーを搭載していることが理由です。さらにいうなら、冬のヘッドフォン祭の会場で、同じくピュアダイヤモンド振動板を搭載したDX10000CLのサウンドを聴かせていただき、これは明らかにダイヤモンド振動板の製品だ!と確信できたことが理由です。
実は私は自宅のマルチアンプシステムのツィータとして、二年前からAccutonの30mmダイヤモンドツィータBD30-6-458を愛用しており、その圧倒的なパフォーマンスに50年に及ぶオーディオ遍歴の中でも最大の感動を覚えました。以来、私の中ではスピーカはダイヤモンド振動板を使ったモデルか、それ以外という二択になってしまった(笑)
完全なダイヤモンド信者になってしまったわけですが、それをイヤホン、ヘッドホンに展開したのがfinal A10000であり、DX10000CLであるわけです。
ダイヤモンド振動板のドライバだけが有する無歪感はそれ以外の振動板では再現できないと考えており、その振動板を有するA10000を導入することは実機の音を聴く必要すらなかったわけです。
ようやく、納品され、早速Model5試作機で鳴らし始めました。
しかるべきエージングは必要な感じです。特に低域の量感等は鳴らしていくに従い、だんだん豊かになっていくのが実感できました。期待していた無歪サウンドは、もちろん期待どおりで、この製品が確実にダイヤモンド振動板を使ったドライバーであることを実感させてくれます。
インピーダンス13Ω、能率99dB/mWというスペックはどちらかというとアンプにパワーを要求するタイプと思われますが、実際に鳴らしてみても、Model5のゲインは最大で使ったときに最も魅力的な音になると感じました。
結局、製品開発のリファレンスモデルとして導入したというよりは、欲しかったモデルを手に入れた。単純にそんなことのようです(笑)



