みなさま、はじめまして。DVAS合同会社です。現在、弊社では第一弾の製品となるModel1のリリースにむけて、鋭意準備中です。ブログではModel1の設計方針やDVASの製品の考え方などを随時アップしていこうと思っております。
最初の記事ですが、なぜ、デビュー作に光フォノアンプを選んだのか?そのお話をさせていただきます。
現在、市場にはアンプ、プレーヤ、スピーカを中心として、それらを細分化していけば膨大な種類のオーディオ機器やアクセサリーが存在します。DVASは最初からアンプを中心とした製品展開をしていこうと思っていました。もちろん、スピーカやプレーヤに興味がないわけではありませんが、小さなガレージメーカーであるDVASにできることを考えると、もっとも自分たちの考え方を反映でき、自由に設計できるのはアンプであったことが理由です。
さて、アンプといってもプリアンプもあればパワーアンプもあり、プリメインアンプ、フォノイコライザー、チャンデバ、パラメトリックイコライザー等々たくさんのカテゴリがあります。
そんな中でDVASが注目したのは光フォノアンプでした。
現在、オリジネータであるDSオーディオをはじめ、ウエスギ研究所、ソウルノート、EMMLabの各社から光フォノアンプがリリースされています。
しかし、逆にいえば、まだこの分野の製品は前記した4社の製品しかありません。
他の分野に目をむければ綺羅星のごとくの名器、銘品たちにあふれています。もちろん、そういった分野へのチャレンジも今後考えていきますが、まずはこれから一層の充実が期待される領域で勝負しようと考えました。
実は私自身、光カートリッジを愛用しており、その音質の素晴らしさに日々魅了されています。MCやMMも相当数所有しておりますが、今や光カートリッジの独壇場で、他の形式のカートリッジでレコードを再生することはほとんどありません。最初は既製品のアンプを使っていましたが、DSオーディオから回路の詳しい説明が公開されたことを機に自作で光フォノアンプを作ってみました。不思議なもので、やはり自分で作ったアンプには自分がこうあってほしいと思う音がありました。そこから、この優れたカートリッジの能力を自分自身の手でもっと引き出してみたい、そしてそれを製品化することを自分の人生の第二ステージで実現したい。その思いがDVASのデビュー作として光フォノアンプを選んだ理由です。
多くのガレージメーカーの創立理由が自分の思いを具現化することであったように、DVASもまた、そういう思いで製品をリリースしていこうと思っています。自分自身が欲しい製品をリリースすることがDVASの製品つくりの根幹です。
売上とかマーケティングとか、そういう本来企業として指針とすべきことからは、ちょっと違う立ち位置にある、DVASはそういうモノづくりをしていきます。
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