秋のヘッドフォン祭り2023のためだけではなく、ヘッドホンシステム関連機器開発のリファレンスとして、Astell&KernのKANN MAXを導入しました。理想を言えばフラグシップのSP3000になるのでしょうが、DAPでありながら15Vrmsという尋常じゃない出力を実現しているKANN MAXに単純に興味があり、こちらを選択しました。
早速、マイクロSDに楽曲をインストールして、音を聴いてみました。
DVASの評価用ヘッドフォンの中ではインピーダンス的にも能率的にも一番厳しい水月雨のVENUSを鳴らしたのですが、いやあ、このDAP凄いですね。少なくとも音量的に物足りないようなことは全くありません。VENUSを軽々とドライブしてくれます。
Model2との直結使用でも素晴らしい音を提示してくれる。比べれば、AK100Ⅱとはかなり大きな差があります。まあ、デバイスの進化やブランドの成熟度を考えれば当然ですね。
LINE出力モードでも出力レベルが選べますから、パッシブプリを経由しても、アクティブプリを経由しても最適な出力レベルが得られます。非常に使い勝手の良いDAPですね。美しい外観や操作性も素晴らしく、さすがAstell&Kern、とても良いDAPだと思います。
インストールした楽曲は、できるだけバリエーションに富んだ楽曲を選びましたが、そこは個人の選択ゆえ、誰にでも刺さるわけではありません。ヘッドフォン祭りでは、ぜひ、勝負曲をインストールしたDAPやCD、SACDなどをお持ちいただき、Model2のサウンドをお楽しみいただければと思います。もちろん、ご愛用のヘッドフォン、イヤホンとの組み合わせ試聴も歓迎いたします。ただ、XLR4、またはXLR3×2、4.4mmバランス端子を有する機種に限定させていただきますので、ご了承ください。
当日使用する機器たち(Model2はもう一台、SACDプレーヤOPPO UDP205、さらにヘッドフォンもD8000とVENUSも用意します)です。
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