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dvas9900

光カートリッジに魅せれらた男たちPart1

更新日:4月9日


先日、山本先生に取材いただいた記事がアップされました。



お題が素晴らしいですね!あまりに濃い内容であったため、前後編の二部構成に変更(笑)


初回は山本さんと私がウエスギ研究所の試聴室を訪問させていただき、代表の藤原さんのサウンドを拝聴しながら、光カートリッジや光カートリッジ用フォノイコライザーなどを語る記事になっています。


以前より、藤原さんはお会いしたかったオーディオ人の一人であり、今回、お会いできただけではなく、実際に藤原さんのオーディオ演奏を聴くことができたのは僥倖でありました。


藤原さんは以前、レコード演奏家として菅野先生の訪問を受けており、その時の記事はステサンの173号に掲載されています。この記事中で藤原さんは「使い手の愛情に対して作り手の情熱が負けるわけにはいきません」という言葉を残しています。私はこの言葉にとても大きな感銘を受けました。以来、会社の社員教育プログラムの中で私が担当していた「AV技術概論」では、常にこの言葉を引用させていただき、後進たちに作り手として優れているのはあたりまえ、使い手としてもオーディオを極める気概をもってほしいと指導してきました。


今回、藤原さんの秘密基地を訪問させていただき、光カートリッジがどうとか光フォノイコライザーがどうのという以前に、一人のオーディオマニアが心血を注ぎ、長年にわたって作り上げてきた珠玉のサウンドに触れ、この音を出す人の作品ならば間違いないと感じ入りました。


15インチウーファとホーン型のミッドレンジ+ツィータをマルチアンプで駆動する藤原さんのメインシステムは正しくコントロールされた帯域バランスをベースに音楽を楽しく伝える美徳を有し、大型のホーンシステムの良いところが最大限に発揮された素晴らしい音でした。

一方で、マッキントッシュXRT20も配置されていました。ホーン型マルチアンプシステムとXRT20を同居させているなんて、私とまったく同じです(笑)何とも言えない親近感を覚えました。


ところで、イントロ(これが長い笑)で山本さんが拙宅を訪問した際に、光カートリッジシステムと比較試聴したMCカートリッジシステムとの違いに愕然としたというような記述があります。

光カートリッジを持ち上げるために、わざとちゃんとしていないMCカートリッジシステムを使ったんだろ?なんて思われたくないので、ここでその時のシステムをご紹介します。


カートリッジ     

DENON DL103R改(磁気回路強化、スケルトン&カーボンベース搭載)


トーンアーム     

オーディオクラフト AC3000Silever+ストレートアーム






昇圧トランス     SONY HA-T1

フォノケーブル    Luna Cables Mouve


フォノイコライザー  マークレビンソン LNP2L


ターンテーブルは光システム同様、Reed Muse3Cです。


最新のものではありませんが、アナログ黄金期の名品で固めたシステムで、光カートリッジ導入までは私のメインシステムとしてその音に魅了され愛用してきたシステムです。

決して、安易なものではありません。










弊社とDSオーディオ社は技術的な情報交換等もさせていただいている間柄であり、コンペシターでもありますが、ある種、協力関係にもあります。対して弊社とウエスギ研究所は完全なコンペシターです。そのような関係の両社の代表が相互に音決めの現場であり、長年構築してきた個人的な趣味の部屋でもある場所を訪問し、お互いのオーディオ演奏に聴き入る。かつて、こんな記事があったでしょうか?ちょっと記憶にありません。


参加したメンバー全員にとって、極めてエキサイティングな取材になったと思います。


Part2はDVAS本社に山本さん、藤原さん、そしてDSオーディオの青柳さんをお招きしての第二弾となります。公開まで今しばらくお待ちください。



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