今週末の音展2024でModel3のモックアップモデルを公開するとアナウンスしておりましたが、実は現時点でモックアップ用のパーツが一切納品されていません(大汗)予定では今週の頭には納品される予定でしたが、最終仕上げの工程で手間取っているとのことで、昨日になって出荷の連絡がありました。先ほど配送業者から連絡があり、どうやら明日、納品されるとのこと。セッティングは明後日なので、一晩で組み上げる必要があり、問題があれば即NGです。久しぶりにヒヤヒヤしております。。。
Model3はセレクターとボリュームだけというほどの単機能アンプではありません。ヘッドホンアンプとスピーカアンプ双方への接続に配慮した機能と70年代後半から80年代のハイエンドプリアンプのテイストを色濃く反映したアンプになります。これは、よく言えば温故知新、悪くいうと旧態然という、そんな感じのアンプです。
モックアップモデルではIO端子とボリュームだけは生きるようにしますので、最低限、セレクターなしのパッシブボリュームとして機能するようにします。ですので、当日は一応、これを操作して音が聴けるようにはしますが、アンプは入っていないし、電源も入っていませんので、まあ、音質的には何の参考にもなりません(苦笑)
デザイン的には必要な機能をパネル面に配置すると、Model1やModel2のパネルデザインの中に収めることができず、かなり印象の違うものになってしまいました。
唯一、DVASのアイコンであるエンブレム部分は従来モデルと共通配置になっています。Model1B、Model2と重ねて配置するとカッコ良い、というイメージとは少し違ってしまいました。そもそも、機材同士を重ねての配置は推奨しておりませんので、直接重ねての使用はしないでください。
筐体全体の構造もModel1B、Model2とはかなり異なっています。アルミブロックから各部材を削り出した強固な筐体という点では共通しておりますが、構成パーツ数に大きな違いがある。このあたりもモックアップモデルでご確認ください。
回路設計についていえば試作をすでに完了しているので、それをブラッシュアップして新基板を設計しています。完全差動アンプ構成、無帰還レギュレータ、増幅段別独立電源回路などは従来モデルを踏襲しています。また、機械式接点が信号経路に直列に入らないという設計がちょっと頑張った部分です。
完全版は2024年Q4に発表したいと思っています。回路設計、構造設計と同時にコスト計算をしながら開発をしていますが、やりたいことが次々に浮かんで来て、このくらいならいいか?と誰からもダメ出しされない体制なので、コストがかさむ一方なのが不安な部分です。以前、鳥居先生に指摘された「いきあたりばったりな開発」が一層明瞭になってきました(苦笑)
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