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  • dvas9900

DVAS Model2は、、、


まだ、参考出品の状態ではありますが、6/24、6/25に開催されるOTOTEN2023にDVASの次期モデルであるModel2を展示します。写真はそのためのデモ機(量産試作モデル)です。

デビュー作が光フォノアンプというレアアイテムを選んだDVASが、次に開発しているのは、、、?


ヘッドホンアンプです。


光フォノアンプをリリースしているブランドは内外に数社ありますが、どこもヘッドホンアンプまではラインナップしておりません。その意味では光フォノアンプとヘッドホンアンプを有するブランドは世界広しといえどもDVASだけになりそうです(笑)


ただ、ヘッドホンアンプそのものは数千円からオーバー200万円まで、他種多用な製品がリリースされており、決して珍しいものではありません。なぜDVASヘッドホンアンプを開発したのか?


それをお伝えするには、私とヘッドホンのかかわりからお話しなくてはなりません。実は私自身、オーディオをはじめた中学生のころは、良いスピーカが買えませんでした。なのでオーディオテクニカやべイヤーなどのヘッドホンを頑張って購入して、それらをこよなく愛用しておりました。特にべイヤーのDT440というヘッドホンは敬愛する瀬川冬樹さんが絶賛していたという理由で購入し、その素晴らしい音色にずっと魅了されていました。

時は流れ、それなりのスピーカを中心としたシステムを使うようになると、ヘッドホンを使う頻度は極めて低くなり、いつしかDT440も度重なる住居変更の中で、どこかにいってしまいました。結局、当時の私にとって、ヘッドホンはスピーカーの代用品であり、ヘッドホン自体を楽しむという次元のアイテムではありませんでした。社会人となりDVDプレーヤの開発を始めたころ、会社で音質評価に使うため、今度は菅野先生も仕事で使うことが多いというAKG K240DFを使い始めました。このヘッドホンと自作で組んだヘッドホンアンプを組み合わせ、DVDプレーヤ、レコーダの音質確認にいつも使っていました。


仕事では重宝したものの自宅でヘッドホンを使う機会はほとんどなく、幸い音量もそれなりに許容できる環境であったため、スピーカで音楽を聴く日々でした。一方、ヘッドホンではなくイヤホンはE2Cの時代からシュアーを一貫して愛用しており、特にSE535LTDはお気に入りで、世界中どこへ行くにも私の相棒でした。ただ、これはアウトドア専用で家で使うことはありませんでした。


自分ではヘッドホンを愛用しているとは言えない状態でしたが、ここ10年程、どうもヘッドホン、イヤホンの世界が騒がしいとは感じていました。最初はイヤホンから高級化が始まったと感じていますが、やがてヘッドホンの世界にもそれが伝染していきます。かつては存在しなかったような高額な製品がリリースされ、それらがブームになっているらしいことは雑誌やインターネットなどで見聞きしていました。が、自分はスピーカ派なのでそんな高級ヘッドホンは不要というのが正直なスタンスでした。


ある日、部下が良いイヤホンが欲しいと言い出し、では、秋葉原のeイヤホンに聴きに行こうということになり、部下と一緒にお店を訪れました。


いやあ、驚きました。若い人であふれているのです。


普及機(と言っても10万円くらいまである)はつるしで聴くことができましたが、高級機はカウンターに陣取り、数十万円級のヘッドホンアンプできちんと聴けるインフラが整っている。しかも、その高級機ゾーンが満席で、皆真剣にヘッドホンのサウンドに耳を傾けています。オープンタイプのヘッドホンから漏れ聞こえてくるのは大半がアニソンというのが時代を反映していて、とても興味深かった。オーディオが斜陽?どこにもそんな気配はありません。若い女性も散見されます。これはハイエンドオーディオとは別世界です。


部下はイヤホンを真剣に聴き始め、私は最近のヘッドホンはどんな感じなの?程度の軽い気持ちでつるしのコーナーで、有名どころのヘッドホンを聴いていました。5万円前後の製品が中心でしたが、べイヤー、ゼンハイザー、AKGなど馴染のあるものは、やはり相応に素晴らしく、特にべイヤーのAmironというモデルには感心しました。価格もむやみに高価ではない(安価でもないですが。。。)ので、これを購入しようと思った。ただ、せっかくなので、その他の私の知らないヘッドホンも聴いてみるかと、耳慣れないHifimanというブランドのHE5seというヘッドホンを耳にあてました。


世界が一変しました。


なんという瑞々しく透明で美しい音色なのか!それ以上に音像が頭の中にこびりつくことなく、目の前に広がるとは言いませんが、耳元から離れ音楽の場にいざなってくれるような、得も言われぬ広がりのある音にすっかり魅了されてしまいました。これが最新の平面型ヘッドホンか!と驚き、この世界を楽しまない手はないと、すぐにそれを買い求めたのは言うまでもありません。


そこから、スピーカとは違うヘッドホンの世界にはまってしまい、リケーブル、ヘッドホンアンプと次々にアイテムを導入。スピーカそっちのけでヘッドばかり聴く日々が続きました。そのときに思ったのです。


ヘッドホンからもっと素晴らしい音を引き出すことができないか?自分の納得のいくファンクションと外観と、そして音質を有する、そんなヘッドホンアンプが欲しい。残念ながらその時点で私の希望に叶う製品はありませんでした。


ならば、創るしかない!


こうして、DVASの開発アイテムとして一番最初にヘッドホンアンプが決まったのです。


実は光フォノアンプの開発をはじめたのはヘッドホンアンプの研究にある程度目途がたった後でした。ヘッドホンアンプの研究の中で、より高音質かつ基準となるようなヘッドホンが必要と考えFinal D8000、ゼンハイザーHD800Sを次々に購入。そのころには、ほとんどの高級ヘッドホンを、少なくとも一度は試聴したことがあるようなヘッドホンヲタクになっていました。

事業的な判断で、光フォノアンプであるModel1を先にリリースしましたが、ヘッドホンアンプModel2の機能試作モデルは、Model1よりも早く完成していたのです。


少々長くなってしまいました。


次回はModel2の概要をお話したいと思います。








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