昨日はステーションコンファレンス東京で開催された「秋のヘッドフォン祭り2023」に参加させていただきました。今回は製品版のModel2の国内初展示ということで、展示会前のバナーなどでもご紹介いただきました。
写真は当日がんばってくれた機器の出荷前のものです。これにUDP205ともう一台のModel2という布陣でした。ヘッドホンもD8000とVENUSが加わります。
事前に多くのお客様が集中して、他の出展者様のご迷惑になる可能性もあるからと、整理券の配布などにも配慮するよう指示があり、まさかとは思いつつ、整理券なども準備しておきました。さすがに、それは必要になることなく、しかし、終わってみれば50名以上の方にお越しいただき、実際のModel2の音を聴いていただくことができました。途中、2、3名の行列(?)ができたときにはドキドキしましたが、大きなトラブルにはなりませんでした。
さすがヘッドフォン祭りだと実感したのは、ほとんどのお客様が愛用のヘッドホンやDAPを持参いただいたことです。それらがどれも世界の一級品ばかり。リケーブルしている方も多く、そのケーブルがこれまたエグイ(笑)
過去二回の展示会ではLPレコード再生を主眼に置き、Model1とModel2の試作機の組み合わせを聴いてもらいましたが、今回はCD/SACDプレーヤとDAP(急遽導入したA&K KANN MAX)によるソース機器をそろえました。従来は一系統のシステムしか準備できず、試聴してもらう機会を逸することも多かったのですが、今回はDVASブースに来ていただいたすべての方に聴いていただくことができました。中には10分以上お待ちいただいた方もおり、本当にありがたかったです。
これまで展示会のプリアンプにはマッキントッシュC52を使っていましたが、いつまでも他社製を組み合わせての展示というのもブランドとしての統一サウンドという視点で力が弱いと考え、急遽プリアンプとアッテネータを作製。本当はプリを二台準備できれば良かったのですが、重量制限もありこのような組み合わせとなりました。
プリアンプとアッテネータに対してもいろいろとご質問をいただきましたが、これらは展示用の備品のようなものですので、将来的な商品化の計画などは現状、未定となります。ただ、ラインプリに関してはModel1、Model2同様、完全差動アンプを応用した回路になっており、電源も左右独立のトロイダルトランスを搭載したもので、筐体もModel1のものを流用しました。DVASらしさをしっかりと込めており、Model2の音の邪魔をするようなことは無いように配慮しています。
聴いていただいたお客様の感想も好意的な感想を多数いただき、とても勇気づけられました。アッテネータのローベルのステップが荒いという心配していた部分をずばりと指摘されたり、気になっていたヤマハのYH-5000SEやHIFIMANのSUSVALAを私に聴かせてくれたお客様もおり、今後の課題などに気づくこともできました。
すぐにXにレビューをあげていただいたお客様もいらっしゃいました。やはり実際にお客様とふれあい、音を聴いてもらい言葉をかわす、こういう機会は大きな意味がありますね。
ボリュームレスのヘッドホンパワーアンプという形式が、今後発展していくのかどうかは、まだわかりませんが、その可能性は十分にあるということを実感できたイベントでした。
また、イベント終了前に紹介動画なども撮っていただき、これは後日フジヤAVICのホームページで公開されるそうです。
あらためましてDVASの出展を快諾いただき、また準備段階からたくさんのアドバイスをくださったフジヤAVICの皆様に感謝いたします。
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