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ドキドキのお盆休み

dvas9900

Model2の発売を半月先に控え、日々制作に勤しんでおりますが、数日前にまさかの事態に陥りました。弊社の製品は設計、開発の段階はもちろん、出荷検査時にも各種静特性をオーディオプレシジョンのAPx515Bで測定し、機器としてきちんと出来ていることのエビデンスを得ています。

つまり、APx515Bでの測定が出来なければリリースすることが出来ないわけです。



いつものように性能測定をするためAPX515Bに電源をいれ、PC上のソフトウェアを起動します。

ところが、いつもなら30秒ほどで測定画面がたちあがり、測定可能になるはずなのですが、いつまでたっても反応がありません。


特に何かした記憶もなく、まさに青天の霹靂。


普段なら販売元であるコーンズアンドカンパニーに連絡してアドバイスをもらうのですが、あいにくのお盆休み。メーカーに連絡をつけることができません。定石どおりにAPx515B本体の再起動、PCの再起動等を試みますが、全く症状が改善しません。ネットで測定用のソフトウェアをアンインストール&再インストールせよ的な情報もありましたので、それをこころみようと思いましたが、ここでまた問題が。自分でPCに測定ソフトをインストールしたはずなのに、どうやってやったのかが全く思い出せません。インストールの時に参照したであろうインストールガイド的なものもさんざん探しましたが、まったくみつからない。


そうこうしている間にも、Model2は完成していきますので、その性能を確認しないことにはオーダーいただいお客様に納品することができません。オシロと信号発生器で確認できるのは周波数特性くらいのもので、再生信号の質の評価は、どうしてもオーディオプレシジョンで測定しなくてはなりません。


アメリカ本国のサイトから、どうにか再インストールのためのソフトウェアをダウンロードすることまではできたのですが、下手にアンインストール&再インストールして取り返しのつかいことになったら目も当てられません。


手も足も出ないとはこのことです。


途方に暮れていると、今日になってコーンズテクノロジーズから返信がありました。


再インストールの前にいくつか確認してほしいというのです。すぐにそれを確認した情報を伝えると、「Windowsのバージョンとオーディオプレシジョンのソフトバージョンに不一致があることが原因と推測される」とまさかの回答。

対処法としてはWindowsのバージョンをダウンさせるか、最新版のオーディオプレシジョンのソフトにアップデートが必要とのこと。


確認の結果、Windowsはイニシャライズ後に再インストールする必要があり、それは現実的に対応できない相談です。じゃあ、オーディオプレシジョンのソフトをアップデートするしかないのですが、これが基本的に有償であり、しかも、安くはありません。


こちらに落ち度があるわけではなく、Windowsとオーディオプレシジョンの都合による不利益ですから、有償のアップデートはどうしても納得できません。すると私が購入した時期を考えると無償バージョンアップできる可能性が高いと担当から連絡がありました。


早速、最新版をダウンロードし、再インストール。起動してみるとあっけなく測定画面が起動しました!


もっとも簡単な方法で、しかも、無償で最新版の測定ソフトにアップデートできたので、結果オーライではありますが、いやあ、生きた心地のしない数日間でした。。。


これで9/1の発売日までにはしっかりしたエビデンスを取得して、安心して使っていただけるModel2をお届けできそうです。

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