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デモ用パッシブプリ

dvas9900


秋のヘッドフォン祭り2023で使用するパッシブプリが出来ました。


入力はRCAとXLRの切替(同時接続NG)で出力はXLRです。


展示会専用なので、商品化の予定とかはありません。システム全体の軽量化のために急遽つくったというのが本音です。ボリュームには東京光音電波のアッテネータタイプのCP2511シリーズを使用しています。ツマミは試作プリ同様、マークレビンソンのJC2のつまみを借用してきました(笑)


パッシブプリと言っていますが、要はアッテネータBOXです。アンプが入っているわけではないので、プリという呼称にはちょっと違和感がありますが、、、


私は自分のシステムにこういうアッテネータをプリアンプの代わりに組み込んだ経験はなく、このデモ機もModel2と組み合わせて、最低限の機能を実現することを目的として作りました。なんと言ってもセレクターもありませんので、我が家のシステムのプリの代わりにはなりません。


展示会では前段のDAPをラインレベルで取り出し、このアッテネータで音量調整をしてModel2に入力します。先日、AK100Ⅱと直結して、内蔵の電子ボリュームを調整するだけで十分な音量が取り出せることを確認していますので、最小限のシステムはDAP+Model2ということになります。もちろん、そういう聴き方にも対応するようセットアップしておきます。


ヘッドホンオーディオではなくスピーカオーディオの話になりますが、かつてCDが登場したタイミングから少し遅れて、各社からセレクターとアッテネータという機能を持つ製品が少なからずリリースされました。CDの出力レベルが大きく、プリアンプにゲインがなくてもほとんどのパワーアンプでフルパワーをだせたからです。プリアンプ不要論が出てきたのもこの時代ですね。アンプも電源もなければ音が良いに違いないとうことで、そういう製品が出てきたのですが、結果的に必ずしもそうではなかった。ケースバイケースであることを前提に、やはりソース機器の出力インピーダンスにくらべて、抵抗式アッテネータBOXの出力インピーダンスがほとんどの場合、高くなってしまうことが課題だったのだと思います。


とはいえ、実際に使ってみるとこれならではの良さもあり、Model2のユースケースとして提示させていただく意義があると感じました。


秋のヘッドフォン祭り2023の会場でご確認ください。


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