石川さゆりさんのデビュー50周年記念でリリースされたTrancendというアルバム、みなさんお聴きになりましたか?私は評論家の山本浩司さんのところでSACDを聴かせてもらい、あまりの音の良さにびっくりしました。
で、SACDを買ったのかというと、LPを買いました(笑)
このLPなんですが、テイチクが発売している普通のレコードです。でも、定価は5500円もします。
それを私は転売ヤーの罠にはまって8800円で買いました。普通にテイチクのサイトで5500円で買えたのに。それには理由があって、SACDはステレオサウンドレコードから発売されており、LPもステレオサウンドから出ているに違いないと盲目的に思ったわけです。Amazonで探したら8800円で出ていました。それが一番安かったのです。ステレオサウンドレコードのリリースする邦楽のLPはだいたい8800円ですから、これが定価であると信じ込んでいたんですね。その後、発売元はステレオサウンドレコードではなく、テイチクからとわかり、サイトを調べてガッカリというわけです。。。
とはいえ、このテイチク盤TranscendのLP、マスターは384KHz24bitのデジタルマスターで、音質にこだわった盤であることがテイチクのホームページにも書いてあります。
ちょっとお金は余分に払いましたが、音は大変すばらしく、OTOTENやMJフェスティバルではDVASのリファレンスディスクとして大活躍してくれました。
Model2の音確認でももちろん多用しており、特にジャズアレンジされた「天城越え」が聴きどころ豊富で最近のヘビロテ盤です。
そうこうしているうちの本家のステレオサウンド社からも同タイトルのLPが発売されるとアナウンスがありました。45回転でボーナストラックが二曲入り、さらに音質にこだわったアナログマスターをわざわざ作って製作されています。
ステサンレコードの二枚組って、だいたい15000円くらいするのですが、Transcendはなんと9900円!なんだか凄くお買い得な感じがするのは、きっと策略にはまったのでしょう(爆)
ちょっとためらいもありましたが、山本さんが「SACDも凄かったけどLPはもっと凄い!」っていうレビューをあげていたので、気を取り直してオーダーしました。
今日、無事に届いて、早速、DS-W3とModel1で再生してみました。
テイチク盤で特に不満なく、素晴らしいさゆりさんの歌唱を楽しめていたのですが、ステサン版はやはり一味違います。もう、音が分厚くて、それでいて、音と音の間が見えるような解像感もあります。音が立体的なんですね。
この違いはどこからくるのか?
テイチク盤とはマスターも違えば、回転速度も違うしディレクターも違うようです。
ハード、ソフトの両面で違いがあるわけですから、そりゃ、これくらいの違いになってくれないと困るレベルだと思います。
ステサン版のTranscend、DVASの新リファレンスディスク確定です。
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